薬王堂気まぐれ通信使bR51  2006・6・18
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

今週はなんとなく忙しくって・・・

稲が植えられた水田・八千代町辺り
18日の日曜日、朝から地域の植物観察会のお世話をしていました。
午後から自由時間になりましたので芸備線を遡ります。
土師ダム方面に民家の庭先でドクダミを干していました
実際に服用する人がいるということがわかって嬉しいですね。
ドクダミとは変った名前です。
専門書には毒を矯(た)みるとか書いてありますが毒というものを出すという意味でしょう。
花びらのように白く見えるところは総苞片で、その上にオシベとメシベのある花が穂のように立ち上がっています。
中国では魚腥草(ぎょせいそう)とも呼ばれ化膿性疾患や皮膚病に使われてきました。

ドクダミの花

私の師匠はこんなことを言っていましたね。
鼻の悪い患者にドクダミの葉を丸めて鼻に押し込んで寝させると、朝ずるずるとした分泌物と一緒に抜け出ると・・・
両方の鼻に入れると息がしにくいので片方ずつ!というような事を聞いたことがあります。
実際、生の臭いがする葉のほうが乾燥されたものより抗菌作用が強いようです。
乾燥したものは軽い便秘や膀胱炎・湿疹などの消炎解毒の目的で用いられています。
干したドクダミを撮影していましたら通りがかりの人が大根をくれました
何故だかわかりませんが皆さん素朴で親切ですね!

ユキノシタ

側には薬草として利用されるイチヤクソウ・ユキノシタ↑・ウツボグサがあり実になったコクサギフタリシズカも見ることができました。
ウツギの花が白く咲き誇っています。
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